CONCEPT
コンセプト
香川県は、比較的災害が少ない地域ではあるが、南海トラフ地震等大地震が発生して倒壊する木造住宅を少しでも減らすために、地元工務店をサポートしつつ、地域に良質な住宅を供給する。具体的な事業内容は、木造住宅の構造計算、気密測定、温熱、燃費計算、室内環境診断、断熱、気密施工マニュアルの作成と施工指導・セミナー業、工務店に対してのコンサルティング業を行う。 |
熊本地震レベルの地震が発生した際、4軒に1軒の木造住宅の倒壊が起こる可能性がある。
香川県の住宅は38.7万戸(H25)あり、耐震化率は75%(29万戸) と発表されている。大地震が発生すると4軒に1軒が倒壊することになり大被害がでる可能性が高く、今一度耐震に対する意識を見直さなければならない。
温暖な香川では高断熱・高気密化の技術が遅れている。
建物の高断熱・高気密化はメリットが大きいが、施工方法を間違えると結露を発生する原因となってしまい、建物の寿命を短くするだけではなく、カビ・ダニが発生し住人の健康被害を招いてしまう。北海道や東北ではS48の石油危機以降建物の高気密・高断熱化が進んでおり、施主の関心が高いため、工務店の技術力が上がった。寒冷地では内外温度差が大きいため杜撰な工事だと結露を起こし、建物がすぐに腐ってしまい多くの犠牲をだし技術力を高めてきた。温暖な香川では、高断熱・高気密住宅の歴史は短く知識や技術が不十分で、施工不良が原因の結露被害が発生している。