平板載荷試験の注意点@地盤補強
地盤の支持力を調べるのには、いろんな方法があります。
住宅で標準的なのはスウェーデン式サウンディング試験です。
これは旧名称で、現在ではスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)といいます。
昔からある方法ですが、重量軽い木造住宅には費用も含めてとても信頼性の高い方法とされています。
しかし、自沈層がある場合はqa(地盤支持力)を算出する際には注意が必要です。
地盤支持力や砕石パイルの強度を調査するために平板載荷試験をする場合があります。
しかし、平板載荷試験は平板の直径の2倍程度しか測れないので、適用には注意が必要です。
一般的に載荷板がφ300mmなので、600mm程度の深さまでしかわからない事になります。
少し深い砕石パイルや地盤はわからないのです。
600mmより深い場所に軟弱地盤があると、不同沈下の危険性がわかりません。