制振装置の種類と選び方
制振装置は各社いろんなタイプが販売されています。
どれを選んだらよいか、どういう基準で選んだらよいか迷ってしまいます。
クルマ好きだったらビルシュタインっていうだけでクラっときてしまいます(笑)
大きく分けて制振装置は2つの種類に分けられます。
・壁倍率をもっているもの(耐震+制振)
・壁倍率を持っていないもの(制振のみ)
制振と耐震では求める機能が違います。
耐震は建物を固めること。(耐震等級3)
制振は地震力が加わったときに共振による振幅の増大を防ぎ、層間変形角の増大するのを遅くし損傷を減らしたり、倒壊を防ぐものです。
そうやって考えると、機能を適正に果たそうと思うと「壁倍率を持っていない制振装置」のほうがよりよい、ということになります。
制振ダンパーのメーカーによっては、耐震等級3だと制振が効かない、なんて言っている人もいます。
建物を損傷させないためには、制振が効かない方がよいわけですから、その理屈はおかしいと思います。