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水平構面のNG要因と解消@許容応力度計算

水平構面NGの理由は
「耐力壁にうまく力をながすことができてませんよ」
ということです。

つまり、水平構面の役割は、地震力を耐力壁に力を流すことです。

よって、強い耐力壁の場合は強い水平構面が求められます。
水平構面NGが出たからと言って、耐力壁を増やしても解消されないのはそういう意味です。

また、壁線のそれぞれの存在壁量の差が激しい場合も、力をうまく流せないのでNGとなります。
その場合は耐力壁を追加してバランスをとるのがベターですが、前述の通りうまくいかないケースもあるので、耐力壁を分散させるのも手です。

また、1階と2階の耐力壁線が揃っていない場合もバランスが悪くなります。

品確法では壁線間隔は筋交いだと8m、面材だと12m以下にすることが決められています。
許容応力度計算だと水平構面の奥行きが確保されていることを確認する方法を採用しているので、壁線間隔の制限はありませんが、4P×6P程度の構造ブロックで構成する方が無理なく計画できると思います。

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